安藤梢の勇気あるチャレンジでPK獲得
ツートップを組む大儀見優季からの、ペナルティエリア内への絶妙なループパスだった。
ディフェンスラインの裏をとり、走り込んだ安藤梢はストライカーの勘で恐らくキーパーの上を狙ったに違いない。
しかし、スイスGKのタールマンも必死だった。
そうはさせじとシュートコースを塞ごうとした。その結果、安藤に飛びかかるような格好になってしまった。
あの一連の行動はキーパーとしては本能的なプレーだっただろう。
ワールドカップ初出場のスイスとしても負けられない一戦だという気持ちがあのプレーに繋がったと思う。
それ自体は責められるべきではない。
とはいえ、反則行為であることには違いない。
タールマンはイエローカードを受け、そして安藤梢は負傷退場を余儀なくされた。
安藤が獲得したPKは宮間あや主将が決め、その一点を守り切った日本が勝利した。
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試合後、佐々木則夫監督は安藤の怪我について、
「ちょっと厳しい状態」
と明かしている。
安藤には改めて検査を受けさせ、次戦以降の起用を検討するようだ。
替わって入った菅澤優衣香も悪くない動きはしていた。
しかし、ドイツで通算6シーズンもプレーをし、ワールドカップも4回目の出場というベテランを欠くのは、痛手以外のなにものでもない。
恐らく佐々木則夫監督は決勝までの道のりでターンオーバーも考えて選手起用を練っていただろうから、前線のユーティリティプレーヤーが一人消えるのはかなり苦しい台所事情になるだろう。
初戦、控えに回った選手たちの奮起を期待したい。
続報です。
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