?大儀見優季、初戦スイス戦についてコメント
(スイス戦前半、ドリブルで突破を試みる大儀見)
「(リードしたからといって)スピードダウンするのが少し早かった気がする。せっかくマイボールにしても、自分たちの簡単なミスで奪われて、またカウンターを喰らってというのが多かった。どこまで押し込むのか、もう1点取りに行くのかがはっきりしなかった」
「序盤はアンチ(安藤)がいいポジションを取ってくれたことで、自分も下がっていい形で前を向いてボールを持つことができた。ただ、ケガで(安藤から菅澤に)代わってからは自分の役割も変わってしまい、前線であまりいい形が作れなくなって、守備に回る時間が多かった。」
「スイスは前半アグレッシブにこなかったけど、後半は右サイドにスピードのある19番を入れてスイッチが入った感じだったので、あれを最初からやられていたらどうなったかわからなかったと思う。勝ち点3を取れたことは評価できる。でも、悲観的にはなりたくないけど、後半の戦い方では上に行ったら勝つのは難しいとも感じたので、そこは改善していきたいと思う」
初戦ということもあり、ディフェンディング・チャンピオンのなでしこジャパンとしては負けられない戦いだった。
過去、ワールドカップ優勝国は例外なく初戦を勝利で飾っている。
そのことを考えていたわけではないだろうが、一点取ったこと、更に合宿から好調を保ってきた安藤梢の離脱が試合の展開を大きく変えた。
スイスは後半、19番のFW、エセオサ・アイグボグンを投入。
右サイドからスピード感溢れる攻撃を仕掛けてきた。
更に警戒していた10番のバッハマンには何度かドリブル突破から危険なシーンを作られた。
それでも、90分を通してゴールを守り切った守備陣には拍手を送りたい。
強いチーム、大会を勝ち上がるチームというのはどんなに劣勢になっても最後の最後でゴールを割らせないチームだ。
その点ではなでしこジャパンは勝者の戦いをしたと寸評したい。
次戦の相手、カメルーンは初戦でエクアドルから6得点を奪って快勝している。
油断はできない。
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⇒ 2015FIFA女子ワールドカップ カナダ なでしこジャパン 試合日程と放送予定
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