
今やなでしこジャパンの中でも、澤選手に次ぐ知名度を得ている川澄奈穂美選手。
メディア露出も代表選手中1、2を争うほどで、名前を知らなくても彼女の顔を覚えている方は多いのではないでしょうか。
彼女のことをより深く知って、W杯でなでしこジャパンを応援しましょう。
川澄奈穂美選手のプロフィール

川澄奈穂美
(かわすみなほみ)
生年月日:1985年9月23日
年齢:30歳
出身:神奈川県大和市出身(長崎県生まれ)
身長:157cm
体重:51kg
血液型:A
愛称:なほ、みっちょん、ウザ美
所属チーム:シアトル・レインFC
ポジション:FW、MF
背番号:36(シアトル・レインFC)
利き足:右足

タイプの異性:「ギュッてしたときにふくよかな人」(テレビ出演時の本人談)
特技:ネイルアート、お菓子作り
苦手:機械全般(機械オンチ)
免許、資格:
中学、高校の体育教員免許
スキー検定1級
出身小学校:大和市立中央林間小学校
出身中学校:大和市立つきみ野中学校
出身高校:神奈川県立弥栄西高等学校
学歴:
高座みどり幼稚園 ⇒ 中央林間小学校 ⇒ つきみ野中学校 ⇒ 弥栄西高等学校 ⇒ 日本体育大学体育学部体育学科卒
川澄奈穂美選手の経歴
小学校時代
3歳上の姉の影響で幼稚園の時からボールを蹴り始め、小学2年生時に林間SCレモンズへ入団。

お姉さんと
川澄入団後、後になでしこジャパンで共にプレーする上尾野辺めぐみも入団。
1997年
6年生時に、全国大会3位入賞。

清水カップでは、日本平スタジアムにおける決勝戦でFC今宿を破り、全国32チームの頂点に立った。
1‐0の決勝点は、川澄からのスルーパスを受けた上尾野辺の左足から生まれた。
(MVPは上尾野辺めぐみ)
中学校、高校時代
つきみ野中学入学と同時に大和シルフィードに第1期生として入団。(上尾野辺めぐみも一緒)
県立弥栄西高時代も部活でキャプテンを務めながら、大和シルフィードでもサッカーを続ける。
2003年
高校3年時、全日本女子フットサル選手権大会の前身であるティファールカップで優勝。
日本体育大学時代
2004年
5月、AFC U-19女子選手権(中国)に出場。(日本はベスト8で中国に敗退。 日本0-1中国 優勝は韓国)
全日本大学女子サッカー選手権大会(インカレ)優勝。
2005年
トルコのイズミルユニバーシアード代表に選出される。銅メダルを獲得。
(優勝はブラジル。3位決定戦:日本2-0フランス)

2006年
なでしこジャパンと、なでしこジャパン候補生を集めた「なでしこチャレンジプロジェクト」との合同合宿が行われ、川澄はチャレンジプロジェクトの選手として参加。
2007年
試合中の接触プレーで左膝前十字靱帯を断裂する。リハビリを経て復帰。
全日本大学女子サッカー選手権大会(インカレ)優勝。
INAC神戸レオネッサ時代(第1期)(2008年?2014年2月)
2008年
AFC女子アジアカップ(ベトナム)のチャイニーズタイペイ戦で日本女子代表デビュー。
2010年
5月、AFC女子アジアカップ(中国)で3位。
(優勝したオーストラリアに準決勝0-1で敗れる。3位決定戦、日本2-0中国)
11月、アジア競技大会。
決勝で延長の末、中国を1-0で破り、優勝。

2011年
3月、アルガルベカップ、フィンランド戦で代表初得点。
(日本は3位)
6?7月、W杯、準決勝のスウェーデン戦でスタメンに抜擢。2ゴールを挙げ、一躍シンデレラガールとなる。
決勝でも120分間フル出場。
日本は初優勝を飾る。

INAC神戸ではキャプテンを務め、リーグ戦と皇后杯優勝に貢献。
2012年
2月、アルガルベカップ準優勝。(川澄は決勝でゴールを決めるもドイツに3-4で敗れた)

7?8月、ロンドンオリンピックで銀メダルを獲得。
全6試合に出場。

リーグ戦全試合に出場し、優勝に貢献。(皇后杯も優勝)
2013年
INAC神戸でキャプテンを務める
3月、アルガルベカップ出場。日本は5位(12ヶ国中)

7月、女子東アジアカップ出場。日本は準優勝。(優勝は北朝鮮)
なでしこリーグ戦で優勝(3連覇)し、皇后杯でも優勝(4連覇)。
さらに、なでしこリーグカップと、国際女子サッカークラブ選手権(IWCC、開催地:日本)でも優勝。

シアトル・レインFC(期限付き移籍)(2014年3月?8月)
2014年
3月、アルガルベカップ、準優勝。(決勝でドイツに0-3で敗れる)

5月、AFC女子アジアカップ初優勝。(決勝でオーストラリアを1-0で下す)

9?10月、アジア競技大会で準優勝(決勝で北朝鮮に1-3で敗れる)

4?9月、NWSL(ナショナル・ウーマンズ・リーグ:アメリカ女子プロサッカーリーグ)のリーグ戦20試合で9得点5アシスト。

シアトル・レインFCのシーズン1位(16勝2敗6分け)に貢献。
日本人初のリーグベストイレブンに選ばれる。
全ゴール集&アシスト集がありましたので、どうぞ。
INAC神戸レオネッサ時代(第2期)(2014年9月?)
2014年
9月、INAC神戸レオネッサに復帰。
リーグ戦は不振で6位に沈み、皇后杯でもベスト8。
2015年

3月、アルガルベカップで12ヶ国中、9位に沈む。
6~7月、ワールドカップカナダ大会、準優勝。

シアトル・レインFC(完全移籍)(2016年6月?)
2016年
6月16日、シーズン途中にINAC神戸レオネッサ退団を表明。
翌17日、アメリカプロリーグ・NWSLのシアトル・レインFCへ完全移籍することが発表された。
【詳しくはコチラに】
⇒【なでしこジャパン】川澄奈穂美、シアトル・レインFCへ移籍発表!!
新天地デビュー戦(NWSL2016第11節:VS ?Boston Breakers)でいきなり2ゴールをあげる活躍を見せる。
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川澄奈穂美選手の獲得タイトル
日本体育大学
全日本大学女子サッカー選手権大会?:?2回(2004年、2007年)
INAC神戸レオネッサ
なでしこリーグ?:?3回(2011年、2012年、2013年)
皇后杯全日本女子サッカー選手権大会?:?4回(2010年、2011年、2012年、2013年)
なでしこリーグカップ?:?1回(2013年)
日韓女子リーグチャンピオンシップ?:?1回(2012年)
シアトル・レインFC
NWSLシールド?:?1回(2014年)
日本代表
アジア競技大会?:?1回(2010年)
FIFA女子ワールドカップ?:?1回(2011年)
AFC女子アジアカップ?:?1回(2014年)
個人
なでしこリーグ最優秀選手賞 (MVP)?:?2回(2011年、2013年)
なでしこリーグ得点王?:?1回 (2011年)※大野忍とのW受賞
なでしこリーグベストイレブン?:?4回(2010年、2011年、2012年、2013年)
なでしこリーグオールスター選出?:?3回(2008年、2009年、2010年)
NWSLベストイレブン?:?1回(2014年)
川澄奈穂美選手のプレースタイルと特徴
オフェンシブなポジションならどこでもこなせる技術の高さがあります。
代表では左サイドで起用されることが多く、選手交代に応じてはトップ(FW)を務めることもあります。
パスをもらうときの動き出しの鋭さは抜群で、そこから数々のゴールを生んでいます。
かつてINAC神戸レオネッサを指揮した星川敬監督は「(川澄は)トップもいいけど、サイドが一番生きる」と言っています。
その言葉の通り、サイドを何度も上下動する運動量は女子選手の中でもピカイチです。
前述の星川監督は更に、「長い距離も短い距離も速いのがいい」と瞬発力と持久力を併せ持っているとも証言しています。

その言葉を裏付けるのが、日本代表の合宿で行われる「ヨーヨーテスト」です。
ヨーヨーテストとは20mを延々と往復することで、全身持久力・間欠性持久力・間欠性回復力を測定するテストのことですが、川澄選手は一番最後まで走っているそうです。
また、2014年のAFCアジアカップ準決勝。日本は延長含め120分の激闘の末、中国を2-1で破って優勝しています。
このとき、気温30℃かつ湿度60%以上という過酷なピッチコンディションの中、走り切った後でも川澄選手は笑顔で「楽しかった」とインタビューに応じています。
すごいスタミナの持ち主ですね。
川澄奈穂美選手の性格
本人曰く、超前向きで今まで凹んだことがない、とのこと。
何があってもネガティブに思わないので、後ろ向きな思考の話しを聞くと「そういう考え方もあるのか」って思うそうですよ。
ですから、占いも良いことだけ信じるそうです。(笑)
この性格は見習いたいですね。

そして、その性格をよく表したエピソードがあります。
大学4年生時、左膝前十字靱帯断裂という大きな怪我で手術をしたときのことです。
病院へ行ったその日にサッカー協会の上田委員長から連絡がきて、「次の合宿に練習生みたいな感じで参加してもらいたい」と言われた川澄選手。
せっかくきたチャンスを断らざるを得なかったので、さすがに、このときは悔しかったそうです。

サッカー選手にとって膝の怪我、特に靭帯断裂というのは引退に追い込まれる選手も出るくらいのものです。
しかし、川澄選手は前述の通り、超前向きですから、絶対に治ると思って不安はなかったとのこと。
サッカーをやめるなんていう選択肢はなく、復帰のことしか考えていなかったそうです。
しかも、それだけではなく、怪我をする前に始めていた体幹トレーニングをリハビリ中から徹底的に行うようにし、そのおかげでレベルアップして戻ったそうです。
転んでもタダでは起きないというのは、彼女のような人のことを言うんでしょうね。
川澄奈穂美選手の動画
2つ目の動画は有名かもしれません。
ご存知ない方は彼女のこんな一面にも触れて、違った魅力を味わってください。
2015年W杯カナダ大会予選・AFC女子アジア杯 日本×ベトナム(日本4-0ベトナム)
ウザ美伝説
W杯でも活躍を期待しています。
川澄奈穂美選手の画像はコチラです。
⇒ 【画像あり】なでしこ川澄奈穂美はネイルアートと料理が得意なおしゃれ番長
川澄奈穂美選手のエピソードはコチラです。
⇒ 【画像】川澄奈穂美選手のエピソード集?【林間SCレモンズ、大和シルフィード】
川澄奈穂美選手の動画をどうぞ。
⇒ 【動画】川澄奈穂美選手(なでしこジャパン)の動画をどうぞ