マストドンはTwitterに代わるSNSアプリになりうるか? 危険性とネットの反応
まだ日本で流行り始めて4日くらいしか経っていないのに、既にローカルルールができたり、いきなり廃れるグループ(マストドンではインスタンスと言います)ができたり、と騒がしくなっているSNSアプリ、マストドン。
Twitterと同じような使い方であるのに、急激に広がりそうな気配を見せているのはなぜなのか。
その理由と、思わぬ危険性、ネットの反応などをまとめました。
目次
マストドンとは? WIKIの説明から読み解く
公式サイト ⇒ https://mastodon.social/about
マストドンは、Twitterに似た特徴を持つが、オープンソースソフトウェアを実行している分散されたサーバーの連合によって管理される、連合型のソーシャルネットワークである。
つまり、Twitterと同じような使い方だということです。
【Twitterとの違い】
Twitter ⇒ サーバーがTwitter社のもの
マストドン ⇒ 個人、もしくは団体がサーバーを立てて管理。
マストドンの名はヘヴィメタルバンド「マストドン」に由来する。
マストドンと聞いたらこれが最初に思い浮かぶ私です pic.twitter.com/XU076VeXjg
— パン粉 (@pnk_dub) 2017年4月14日
更に言うと、マストドンとは約4000万年~1万1000年前まで存在していたゾウに似た大型の哺乳類のことです。
マストドンは北米に住んでいたゾウで北米に住んでいた人が狩りをして今はヘヴィメタルバンドになったらしい φ(゚Д゚ )フムフム… pic.twitter.com/5iKX0wXWh9
— まりりんフレンズ (@marilyn_monroe3) 2017年4月14日
マストドンのサーバーは「インスタンス」と呼ばれる。
一つの集団のことをインスタンスと呼ぶようですね。
マストドンの利用画面
利用者は一つのインスタンスに所属し、他者が閲覧できる短文を投稿できる。
投稿の公開範囲は、ユーザー自身の設定とインスタンスごとの設定により決定される。投稿者本人のみ閲覧可能・投稿者のフォロワーのみ閲覧可能・あるインスタンス全体に公開・インスタンスを超えマストドンのネットワーク全体に公開・二者間のダイレクトメッセージを、投稿ごとに利用者は選択できる。
公開範囲をユーザー本人と、所属しているインスタンスが設定することができるようです。
twitterとの差別化として、中央集権型のトップダウンの管理ではなく、小さなコミュニティによる自治的な管理という方向性をマストドンのサービスは模索している。
Twitterのように一元化されているものではないという点が違いますね。
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マストドンとは? 他ニュースサイトの解説から読み解く
Mastodonは、ドイツに住むEugen Rochkoさん(24)が作ったTwitterライクなSNS。Twitterとの大きな違いは、サイトが1つではなく複数に分散していることだ。
ドイツの方が作ったようです。
Mastodonを構築するためのソフトがオープンソースで公開されており、誰でも独自のMastodonインスタンス(サーバ)を作ることができ、インスタンス同士は「連邦」としてゆるくつながる。既に多数のインスタンスが立ち上がっており、4月13日時点で500以上もあるようだ。
使い方はTwitterとほぼ同じですが、『場所』がいくつも用意されているというような感じですね。
あと、Twitterは140文字投稿なのに対して、マストドンは500文字投稿のようですよ。
Rochkoさんは「Mastodonは分散化したプラットフォームであり、コミュニケーションが単一の企業に独占されるリスクを避けられる」と説明。Twitterの弱点をカバーする“ポストTwitter”を意識して制作したようだ。
マストドンで使われる専門語句
- インスタンス ⇒ サーバーのこと。特定のグループと考えてよい。
- トゥート ⇒ 投稿すること
- ブースト ⇒ 拡散すること
- CW(コンテンツワーニング)⇒ ネタバレなどを防ぐために、必要な情報を隠して投稿する方法
- ローカルタイムライン ⇒ インスタンス内の投稿が見れる
- 連邦タイムライン ⇒ 所属しているインスタンスと結びついているインスタンス内の投稿が見れる
マストドンの危険性① アカウントが削除できない
マストドンはアカウントを削除できないようです。
アカウント削除機能が実装されていないようで、登録ユーザーは一度アカウントを作ると、そのままということらしいです。
ただ、管理者側(インスタンスを作った人、団体)の方にはアカウントを削除する機能があるらしく、ユーザーは管理者に依頼することでアカウントを削除できるようです。
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マストドンの危険性② 登録したサーバー(インスタンス)が消滅する可能性がある
そうなると、登録したメールアドレスとパスワードの情報がとられただけで、後に何も残らなくなります。
セキュリティ的に問題がありますね。
実際、日本の方が作って、すぐに人気となったインスタンスが今現在、見られなくなっています。。
mstdn.jpといって、22歳の大学生がサーバーを立てたようなのですが、今、403エラーが出ます。。
⇒http://mstdn.jp/
在りし日のhttp://mstdn.jp/より
マストドンに関するネットの反応
やはり、危険性が指摘されています。
マストドンしばらく弄ってみた上でエンジニアと感想会開いてたんだけど、脆弱性の巣窟で現状で手を出すのは結構ヤバいって結論に至った 登録時点でサーバーを管理する個人(もしくは法人)にメールアドレスとパスを抜き取られるわけで…
— なかちこフレンズ (@naka_chiko) 2017年4月14日
ちなみに、マストドンのソース見たけど、3箇所。少なくとも2箇所を改造すれば、パスワードの暗号化解除して収集できるからな。あれ、ハッカーにとって絶好のおもちゃだぞ。まじで危険だぞ。使うなら信頼出来る企業が運営するやつだけで、パスは絶対共有しちゃ駄目だぞ。
— まよ子 (@mayolife) 2017年4月14日
マストドンな~、情報を入力するのが個人サーバの可能性も高いわけなので、そもそも情報収集目的で立ち上げられたサーバである可能性も完全否定できないから 他のサービスと同じパスワードはなるべくじゃなくぜったいやめといたほうがいいとおもうんな~(‘ω’)
— ころは (@coroha12) 2017年4月14日
マストドン、結局寄付だけではサーバー費抱えきれずにクローズしてしまい「広告があるから無料で使えるんだ」という事実を再認識しながらTwitterに戻ってくるという流れですよね。 #mstdn
— Soya webエンジニア (@soyanaka21) 2017年4月14日
今現在、pixivが運営するインスタンスに人気が集まっているようです。
pixivが運営するマストドン「Pawoo」の個人的まとめ
・個人ではなく企業が運営するインスタンスなので軽い
・名前のせいかpixivと知らずに入る人もいるので更に人が増えてる(そろそろ6千人)
・TLが爆速すぎて「超高速流しそうめん」「超高速回転寿司」と言われてる— うみわたり@例大祭O10a (@Ritawamiu) 2017年4月14日
にサーバーを立てて、運営している人の意見です。
とりあえず、マストドン立ててみて思ったこと。
・メールアドレスは管理者から丸見え
・websocketとWEB用railsとバッチ用railsが動く
・メール送信はバッチ用railsが外部SMTPサーバー経由で送るからタイムラグあり
・他インスタンスとの連携ってどうやるの?— どどんとふ公式鯖中の人 (@DoDontoF_Srv) 2017年4月14日
実際に使ってみた方の意見もどうぞ。
マストドン使用感
メリット
・広告がない
・500文字まで打てる
・英語が多いので分かりにくい
・デフォルトの背景が黒でみづらいデメリット
・サーバーが重い
・サーバーに参加する人の
ツイートが全部流れてくる
・リフォローがよく分からないもうちょい様子見てからで良いかも
— ユニロス@5分絵師 (@usa8216900) 2017年4月14日
まとめ
流行り始めてすぐにTwitter初期の様子を通り越して、色々と変わりつつあるのがスゴイですね、マストドン。
この後も追記していきたいと思います。
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